リーズナブルと思う基準を深掘りすると価値感が見えてくる

あなたは「リーズナブル」という言葉を使いますか?
使い勝手いい言葉だし「ちょっとお得でよさげ」って感じたとき、私は割と頻繁に使ってきました。だけどニュアンスだけで通じるところがあるから、あんまり深く何も考えずに使ってるなあとふと思うことがありまして。
そもそもお得というからには「何かを基準に」考えてるんですよね。その基準値と比べてこれだけの内容ならリーズナブルと思ってるわけで。だけど案外、そこを深掘りしていないよなぁって思ったんですよ。なんとなく「ちょっとお得でよさげ」ってだけで流してきているなと。本当はそこにこそ自分が大切にしてるコトが潜んでいるかもしれないのに。
それで別にいいじゃん!と思うかもしれません。
もちろんそれでもいいんですけど、でもこういうことって考えてみると案外「無意識に自分が大切にしていること」が見えておもしろかったりします。改めて自分の基準値、価値感に触れてみるのはいかがでしょう?もしかしたら、思ってもないことに気付けるかもしれないですよ。
では早速ですがっ!
あなたはトンカツ屋さんでオーダーするときに何を基準にリーズナブルと考えますか?
「普段1000円はするトンカツがランチメニューだと800円台で食べれるなんてリーズナブル!」
「カツも種類あってさらに小鉢とデザート&珈琲までついて1200円。このボリュームでこのセットはリーズナブル!」
などなど。いろいろ基準はあると思います。
もちろんどれも正解。だって自分の基準値だもん、自分が幸せだと思う方向ならいいんですよ。ちなみに最初の場合は、お財布に優しくてお得、2番目のはいろいろ食べれてお得って感じだと思います。そう、同じリーズナブルと言ってても、実は含まれている基準値は違うんですよね。
ちなみに私の場合、お肉が基準値です。
とんかつ屋さんに行くときは「トンカツ」をしっかり食べたいと思ってるので、とにかくお肉。おいしいお肉がいい。
だから、私にとっては「カツも種類食べられて、さらに小鉢とデザート&珈琲までついて1200円」というセットよりも、シンプルに「ロースカツ、味噌汁、ご飯、漬物だけで1200円だけど肉は先のセットよりも上質」のほうに価値を感じるわけです。だからそちらのほうが圧倒的に満足度が高いというわけですね。
というわけで、今日トンカツやさんに行ってきました。
気になっていた1,630円の「特ロースかつご飯」を食べるために(笑)。
食べながらメニューをザクッと見てるとき、通常の1,230円の「ロースかつご飯」のお肉とどれだけ違うと感じるのか興味深くて。もちろん通常の1,230円の「ロースかつご飯」もおいしいんですよ。
でもね、もし400円プラスするだけで、ぐーんと幸せ度数あがってもっと頑張れるんだったら「特ロースカツご飯」食べるべきじゃないかなって思ったんですよね。
私にとっては食事は愉しみであり、満たしてくれるものであり、頑張るエネルギーになる大切なもの。だからこそ、もしそう感じられるなら私にとっては価値ある400円なんです。これ、ひとつひとつ選択だと思うんですよね。単に安い高いのお得だけじゃなくて自分にとっての価値。これを大切に出来たらいいなと思ってます。
結果は大正解でした♬
お肉が厚くて油が甘くて、油はあるけどさっぱりしててジューシーでおいしい。厚みを見せるために横向きにするんだった…と今猛烈に後悔してますが(今度撮り直したら写真入れ替えます!)
これ400円しか差がないの?うそでしょってくらいの違いを感じました。食べ方も普通のソースだけじゃなく、特製のお塩、みそ、大根おろしもついてるので、4種類の食べ方も出来て満喫しました。
実は今日は私のバースデーだったので、夫はせっかくだからランチを豪勢に!と思ってくれていたようですが、このトンカツが気になって仕方なかったのでリクエスト(えーいいの?と思ったに違いない笑)。
いーんです!!だって私がそうしたかったから。
ホテルランチも逃げはしないし、別機会にまた行く機会あれば行けばいい。お陰さまでめっちゃスッキリ&おいしい良いバースデーを過ごすことができました。いやほんと、おいしいものは幸せにしてくれますねー。しかも自分の価値感、基準にあってるセレクトができてるから満足度は高いです。
…というわけで、あなたも何を基準にリーズナブルと思っているのかを一度考えてみませんか?そこから見えるあなたの基準値、価値感は一つのものごとだけじゃなくて、他のことにも通じるところもあると思います。自分が大切に思うことを置いた状態で、違う価値を無理矢理納得させようとしても自分がしんどくなるだけかもしれません。無意識だからこそあえて意識してみる。自分で知ることでさらに自分で自分を幸せにできる可能性がグッと上がるんじゃないかなと思います。
それでは今日もウキウキでいきましょう♬
Writer
TOMOE MORI
ビジネスデザイナー / 随筆家。知らないこと、知らないことや新しいことに触れたり、作り出すことが大好きなゼロイチ萌えな人。東京マラソンに出場する日、電車で運命的な出会いをした温厚な夫と二人暮らし。2018年夫婦で会社を立ち上げWEB運用をサポート中。10年間うさぎのハッピーと暮らした日々から得た気づきは大切な宝物です。もっと詳しいプロフィールは「ウキいこについて」をご覧下さい。