【うさぎの介護】流動食2 – 味覚とブレンド配合比を考える

流動食のテーマの2回目は「好みの味」について。今回は味について感じたコトをまとめてみたいと思います。

 

 

前回書きました「食べ方について」のお話はこちらからどうぞ。

 

 

【うさぎの介護】流動食1 – シリンジ or スプーン 食べ方の選択

 

 

味についてもやはり体調次第で変わっていたと思います。傾向のようなものもありましたが、ピンポイントで変わることもありました。いずれにしてもそのとき食べてくれたものが、ハッピーにとっての正解だったんだろうと思います。

 

 

はじまりはハービィケアだけで

ハッピーは2019年3月、9歳3ヶ月のとき重いうっ滞で何も食べない状態になり、病院で頂いた流動食のサンプルをすぐに試す流れとなりました。

 

 

このときいただいたサンプルの味は3種類。パパイア味(ファイングラインド)、ハーブ味、アップル&バナナ味でした。うさぎさんによって好みがあるので試してみてくださいとのことでした。それぞれ水で溶いてドロドロにしたものを与えてみると、少量しか食べないながらもこの段階ではどれも口にはしてくれたのでホッとしたのを覚えています。ただシリンジの加える力から力強く食べてるな(きっと好みなのかな)と思ったのは、パパイア味とハーブ味。どちらかというと、無難なアップル&バナナ味よりもかなり甘いとかスースーするとかはっきりしたものの方が好みなのかなという印象でした。

 

 

その後サンプルで頂いた3種とも一応購入してみましたが、最初に感じたことはどうやら当たっていたようでアップル&バナナ味は結局一袋全部食べきることはありませんでした。ハーブとパパイアについてはその時々で好みが変わりましたが、どちらかを最後まで食べていました。どちらかというと調子いいときはパパイア、調子がイマイチだとハーブの傾向だったと思います。

 

 

といってもこれはあくまでもハッピーの場合です。受け入れる味についてはその子の正解があると思いますので、出来れば数種類味が違うものを試してあげてみられるといいんじゃないかなぁと思います。最終的に残すのは1種類だけでもいいとは思いますが、今振り返っても受け入れる味が体調や気分で結構コロコロ変わっていたなぁと思うので、できれば受け入れるものが2種はあると少し安心感があるかなと個人的には感じています。

 

 

ふやかしペレットの登場

少しの間は食べてくれたらいいとハービィケアを与え続けていましたが、この状態のままでいいんだろうか?と思うようになりました。当時はまた流動食から固形フードへ戻ってくれることを想定していたこともあり、このまま続けていて自然と元のスタイルに戻るんだろうか?という疑問があったのです。

 

 

だって、ハービィケアはフレーバーがあるじゃないですか!一方で普通のペレットにはそういうフレーバーがない。流動食を食べ続けることで、好みがフレーバー付きになってしまうことはないんだろうか?と思ったんです。

 

 

調べてみると食べ慣れてるのペレットをぬるま湯やお水でふやかして与えてる方もいらっしゃることがわかり、これを自分もやってみようと思いました。ただ、いきなりペレットだけになるとフレーバーが一気になくなるので、ハービィケアとペレットを混ぜることから始めてみました。

 

 

 

 

混ぜたものもちゃんと食べてくれたのでホッ。

 

 

この方がいずれ固形にも戻れるんじゃないか?と思ったので、私はハービィケアとペレットを混ぜるスタイルを続けました。徐々にハービィケアの濃度を薄くしてフェードアウトさせていくスタイルを狙っていましたが、6月に再び調子を崩したので再びハービィケアの濃さを少し濃いめに調整しなおし、その後はずっとこの濃さをメインにしていたと思います。ハービィケア一袋をだいたい10日ほどで使うペースでした。

 

 

 

細かく砕くためにミルサー導入

ハービィケアとペレットを混ぜるスタイルを続けて数日経った頃、事件は突然起こりました。

 

 

ハッピーが食べてる途中で突然立ち上がったかと思うと、口の周りで手をくるくるさせ慌ててるそぶりを見せはじめたのです。その様子は歯が痛いのか?気持ち悪いのか?という感じ。そして一度不快な思いをすると、もうヤダ!と食べなくなってしまいました。さっきまでテンポ良く食べてたのに。

 

 

いつもあるわけじゃないけど、3回目くらいでこれはもう対策しないとだめだなと思いました。原因もはっきりとはわからないのですが、多分繊維のようなものが口の中で痛いんじゃかろうかと想像。

 

 

ペレットは流動食前まで普通に食べていたハイペットのシニア恵を使っていたのですが、結構繊維が粗めで固いのでこれが痛いのかも…そう思ってこれを砕いてしまうことを考えました。もちろんそれは健康を考えてそういう風に作ってらっしゃるんだとは思うんです。ただ今回に限って言うと、その繊維がむしろハッピーの不快感につながってしまってる可能性が高いかなと。

 

 

で!!

ミルサー購入しました。どーんっ!

ミルサー、いいお買い物でした!メチャメチャ良かった!

 

 

がっさり詰め込んで1回40-50秒ほど砕く。あらかじめ空き瓶に砕いたものを準備しておくと都度都度砕かなくてもいいので便利だし、水にもすぐになじんでくれるのでハッピーを待たせなくていいのもグッド。あと砕くから香りが立つというか、それも新鮮な感じになってよかったです。

 

 

ミルサーを導入してからは、あの立ち上がるそぶりは見せなくなったので対策としてもよかったんじゃないかなと思います。ただ、ミルサーで砕くとき、思った以上に固めに閉めておかないと途中でフタが空いて惨事になることがあるので要注意ですよ(何度かやらかしました…)。

 

 

 

再び固形フードは食べられるようになるか?

元々は、固形を食べていたころのように戻れたらいいなと思って始めたペレットとハービィケアの混合ですが、結論から書くと、ハッピーの場合は完全な流動食からの卒業はできませんでした。

 

 

診察で歯の状態がよくないことがわかったのです。「これだと、そもそも固形を食べるのは最近きつかったのかもしれない。もしかしたら流動食を食べるようになってかえって安定して食べられてるのではないか」とも説明していただきました。そういうこともあり、流動食の卒業を強く考えるのは早い段階でやめました。そういう理由が考えられるならば、流動食ありきでいいと思ったからです。

 

 

ただ、調子が少し落ちついてくるとハッピーは固形ペレットも食べたそうなそぶりは見せていました。以前は出来ていた葉巻スタイルを保てず、ぽろぽろ口から落としてしまって食べられず…。

 

この食べ方がなかなか難しく…

 

元々のサイズのまあだと長すぎるのかなと小さめに砕いてあげたのですが、それでもイマイチ食べれない感じ。結局何度かチャレンジして諦めてしまいました。せっかく食べたい思いがあるのに食べれないのはきっとストレスだろうなとすごくかわいそうだったのを覚えています。

 

 

なんかね、この「食べたい」という思いは大切にしてあげたいなと思ったんですよね。生きる意欲だから。そこで試しに以前食べていたウーリーのスペシャルブルームをあげてみることにしました。スペシャルブルームはほろほろの触感で指で崩れるほどやわらかめですぐに粉になるほど。だからもしかしたら今でもつまみやすいのでは?と思ったのです。

 

 

これがビンゴ♬

 

足で器から出しながら食べるのが好きでした

 

最初はニオイをかいでもなかなか食べようとしなかったのですが、一度つまむとそこからは違和感なく食べるように。以前は食べていたものだから受け入れられたんでしょうね。よかった!やっぱり試すことが一番大切ですね。っていうか試さないとわからないです。

 

 

これ以降、ハッピーは流動食メインで気分が向いたら固形もちょこっとつまんでみるというスタイルになりました。固形も安定して食べられるわけでもなかったのでサブ的な扱いでしたが「自分が食べたいと思ったときに食べられる」ことは彼にとってウキウキで居られる要因の一つだったんじゃないかなと勝手に思っています(そうだったらいいなーと思います)。

 

 

カロリーが気になりブレンドを再考する

最初はとにかく食べてくれればいい!という感じだったのですが、ある程度経ちコンスタントに流動ペレットを食べれるようになると、今度はカロリーを摂取しすぎになっていないだろうか?ということが気になるようになってきました。流動食であるハービィケアは栄養補給が優れているのでカロリーも高め。シニア恵も健康志向のペレットとはいえ、やはり全体的にはカロリー多めになりやすいからです。

 

 

とはいえ、ハッピーは元々ワラを食べてくれなかったのでここからワラにシフトというのは難しいこともあり(病気を機にもまたいろんなワラを試しましたが結局遊んでも食べるものはありませんでした)、なんとかいいものがないかなと考えていたところで見つけたのがウーリーの「Pere☆Boku 七草ブレンド」でした。

 

 

牧草を食べないうさぎに・・・美味しく食べられるように手作りしています。基本的に食べ放題OK!牧草と同じように食べられます。

 

 

魅力的な説明に惹かれて購入を決意!

しかし…わざわざワラを固めてペレットの形状にしてくれてるものを、再びミルサーで粉にするのもどうかと思うとこはありましたが(笑)でもこの方がより健康的かなと思ったので取り入れてみることにしました。問題はハッピーが受け入れるかどうかが課題。ドキドキでしたが案外すんなり受け入れてくれたのでよかったです。

 

 

ここからシニア恵 + 七草 + ハービィケア(パパイア or ハーブ)というブレンドで与えるようになり、最終的には1:1:1の配合比の時期が長かったように思います。量や回数は変わっても比率はだいたい同じものを好んでいました(この濃さがよかったんでしょうね)。

 

 

そうそう!

実は一度スペシャルブルームを流動ペレットにも使ってみることもトライしたことがあるんです。固形で受け入れるんだったら、粉になりやすいしいいんじゃないかと思って。

 

でもこれ全く受け入れませんでした。名案だとおもったんだけどな(笑)。スペシャルブルームは流動ペレットとしてはハッピー好みの味ではなかったようです。何かが違うんでしょうね〜。まさにこだわり。これも試してわかったことです。

 

 

 

どれくらいの頻度で味覚が変わるのか?

これはうさぎさんや体調によるところも大きいので一概には言えないと思います。

 

 

ちなみに経験談としてですが、ハッピーの場合は全体を通してみたとき、だいたい同じ味で2週間〜1ヶ月で別の味に変わることが多かったです。もちろん単発でイレギュラーに今回だけパパイアとかもありますけどね。作っていって食べないと別案を考えます。その際は味か食べ方かを変える感じです。

 

 

一番長かったパパイア期は秋ごろで、3ヶ月ほどパパイア味ばかり食べていました。この頃は調子良かったんだろうな。逆に年をあけてからは涙がずっと出ている状態が続き、この段階からは亡くなるまでの4ヶ月ほどはほぼハーブ味一択でした。鼻づまりのときスースーした飴とか食べたくなる人間と同じなのかもしれないですね(妄想ですが)。

 

 

安定して食べてくれてたと思ったのに、いきなりプイっと食べなくなる…。本当にうさぎさんって繊細だなぁと思います。もうどれだったら食べるんだろうと途方にくれることもありますが、目の前にいるその子をしっかりと観察してあげて食べそうなものを予測してあれこれ試すのみだと思います。

 

 

なによりその子にとってのぴったりのものが見つかりますように。そして何よりおいしく食べてくれますように。

 

 

 

おまけ:購入していたもの

最後に我が家が使っていたものをこちらにまとめて記載しておきます。

 

 

流動ペレットで使っていたのはハイペットのシニア恵とウーリーのPere☆Bokuの七草ブレンド。そして動物病院で購入していたハービィケア(ハーブ味 / パパイア味のファイングラインド)です。

 

 

流動食については私のお世話になっている病院ではハービィケアを使われていましたが、病院によってはイースターのベッツセレクションウサギ用ライフケアを使われているとも聞きます(私のお友達のうさぎさんはそうでした)。いずれにしても病院でご相談されるのがといいかと思います。

 

 

 

 

固形フードはウーリーのスペシャルブルーム。

 

 

 

 

あと本当にミルサーは便利でした。個人的には1日5-6回流動ペレットを作ることを考えるとオススメです。

 

 

 

 

好みは本当に試さないとわからないなと思います。記載してるのはあくまでもハッピーにとってのベストと思ってやってきたことなので、別のうさぎさんだと異なる可能性も高いです。ただそれをわかった上でもこういった記事を書いているのは、ひとつは、試すにも何をどうしたらいいのか?わからないときに参考になるかもしれないと思ったから。そしてもうひとつは、模索すると食べる可能性が出るかもということを知って頂くきっかけになるかもと思ったからです。なにしろ私も当時初めてのことに不安ばかりでひたすらググりまくっていたので…。

 

 

あなたのうさぎさんが一日でも長く健やかに穏やかに過ごされますように♡。

 

 

はぴろぐのまとめ読みはこちらから

愛うさ ハッピーさんと一緒に過ごした10年の中で感じたことや気づきをまとめています。9歳からの病気と老いとの寄り添いやペットロスのことがメインになっています。

 

Writer

TOMOE MORI

ビジネスデザイナー / 随筆家。知らないこと、知らないことや新しいことに触れたり、作り出すことが大好きなゼロイチ萌えな人。東京マラソンに出場する日、電車で運命的な出会いをした温厚な夫と二人暮らし。2018年夫婦で会社を立ち上げWEB運用をサポート中。10年間うさぎのハッピーと暮らした日々から得た気づきは大切な宝物です。もっと詳しいプロフィールは「ウキいこについて」をご覧下さい。